ロコモ度チェック|2ステップテスト自動計算(日本整形外科学会の基準で判定)

「最近つまずきやすい」「立ち上がるのがつらい」——それはロコモ(ロコモティブシンドローム)のサインかもしれません。日本整形外科学会の「ロコモ度テスト」の判断基準にそって、2つのテストで移動機能をセルフチェックできます。
監修:ボリス・スリュサール(ノルディックウォーキング指導者・主任審判)

① 2ステップテスト

できるだけ大股で2歩進み、着地したつま先から、スタート地点のつま先までの距離(2歩幅)を測ります。バランスを崩さない範囲で、転倒に注意して行ってください。

② 立ち上がりテスト

反動をつけずに、いすや台から立ち上がれる高さを選んでください(無理はしないでください)。

ロコモとは?なぜチェックが大切なのか

ロコモティブシンドローム(ロコモ)は、骨・関節・筋肉などの「運動器」が衰え、立つ・歩くなどの移動機能が低下した状態です。進行すると転倒・骨折や要介護につながるおそれがあります。厚生労働省もロコモ予防を健康施策に位置づけており、早めに気づいて運動習慣で対策することが重要です。

ロコモ度の判定基準

ロコモ度テストは「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」「ロコモ25(25項目の質問票)」の3つで構成され、いずれか1つでも該当すれば、最も進行した段階が判定結果になります。本ツールは前者2つを自動判定します。

ロコモ度テスト 臨床判断値(出典:日本整形外科学会「ロコモ度テスト」/2015年5月公表・2020年ロコモ度3追加)
ロコモ度2ステップ値立ち上がりテスト状態の目安
該当なし1.3以上片脚で40cmから立てる移動機能は保たれている
ロコモ度11.1以上1.3未満片脚40cmは不可低下が始まっている
ロコモ度20.9以上1.1未満両脚20cmは不可低下が進行している
ロコモ度30.9未満両脚30cmは不可進行し社会生活に支障

ロコモを防ぐ・改善するには

日本整形外科学会は、ロコモ対策として「ロコトレ」(片脚立ち・スクワット)と、適度な運動習慣をすすめています。なかでもノルディックウォーキングは、2本のポールで全身の約90%の筋肉を使い、下肢の筋力とバランスを保ちながら、関節への負担を抑えられる運動です。ポールが体を支えるので、移動機能に不安のある方でも比較的安全に始められます。

ポール1本から、無理なく歩行機能ケアを

ノルディックウォーキングの始め方【初心者向け完全ガイド】で、シニアにやさしい始め方とポールの選び方を紹介しています。

よくある質問

Q. ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは何ですか?

骨・関節・筋肉など「運動器」の衰えによって、立つ・歩くといった移動機能が低下した状態を指します。進行すると要介護のリスクが高まるため、日本整形外科学会が2007年に提唱し、早期のチェックと対策を呼びかけています。

Q. 2ステップ値はどうやって計算しますか?

「2歩幅(cm)÷ 身長(cm)」で求めます。できるだけ大股で2歩進み、着地したつま先からスタート地点のつま先までの距離を測ってください。値が1.3未満だとロコモの可能性があります。

Q. ロコモ度が高いと出ました。どうすればいいですか?

本ツールは簡易チェックです。ロコモ度2以上に該当した方や、痛み・つまずきなど気になる症状がある方は、整形外科での相談をおすすめします。あわせて、片脚立ち・スクワットなどのロコトレと、無理のないウォーキングを習慣にしましょう。

Q. ノルディックウォーキングはロコモ予防に役立ちますか?

2本のポールで全身の約90%の筋肉を使い、下肢の筋力・バランス・歩行機能の維持に役立つ運動です。ポールが体を支えるため関節への負担を抑えやすく、シニアや運動に不安のある方でも始めやすいのが特長です。

出典:日本整形外科学会「ロコモ度テスト」臨床判断値(2015年5月公表、2020年にロコモ度3を追加)、ロコモONLINE(locomo-joa.jp)、厚生労働省。本ページは啓発・セルフチェックを目的とした簡易ツールであり、医学的診断に代わるものではありません。