歩数計(万歩計)の選び方|高齢者にも見やすいおすすめと正しい測り方【2026年版】

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執筆:イェウヘン・ポリシュク。本記事は、厚生労働省の資料、歩数計メーカー(オムロン ヘルスケア、タニタ、シチズン・システムズ、山佐時計計器)の取扱説明書・製品ページ、AppleやGoogleの公式ヘルプなど、公開されている情報をもとにまとめた一般的な情報です。医療上の助言ではありません。持病のある方や運動に不安のある方は、医師にご相談ください。

歩数計(万歩計)は、歩いた歩数を数える小さな計測器です。スマートフォンでも歩数は測れますが、「画面の文字が小さくて見にくい」「スマホを家に置いたまま歩くことが多い」という方には、専用の歩数計が今でも便利な道具です。この記事では、50代以上の方やご家族へのプレゼントを考えている方に向けて、歩数計の選び方と正しい測り方を、メーカーの公表情報をもとに解説します。

先に結論:歩数計(万歩計)選びの4つのポイント

  • センサー:ポケットやバッグに入れて使うなら「3D(3軸加速度)センサー」搭載のものを。向きを問わずに歩数を数えられます(オムロン・タニタの説明)。
  • 見やすさ:高齢の方には、文字が大きく、ボタンの少ない「歩数だけ」のシンプルなモデルが使いやすいでしょう。
  • 記録:毎日の歩数を振り返りたいなら、メモリ日数(7日・14日・30日など)を確認しましょう。
  • スマホとの使い分け:スマホは持ち歩いているときの歩数しか記録されません(Apple サポート)。スマホを持たずに歩くことが多い方は専用の歩数計が向いています。

歩数計(万歩計)とは|歩数を数える仕組みと種類

歩数計とは、歩くときの体の揺れを感知して歩数を数える機器です。「万歩計」という呼び名も広く使われており、この記事ではどちらも同じ「歩数を測る専用の機器」として扱います。オムロン ヘルスケアのFAQによると、歩数の数え方には大きく分けて次の2つの方式があります。

方式仕組み特徴
振り子式内部の振り子が上下に揺れると1歩と数える上下方向の振動だけを捉えるため、歩く以外の振動を数えてしまうこともある(オムロン FAQ)
加速度センサー式揺れ(加速度)を内部で解析して歩数として数える1軸は上下、2軸は上下・左右、3軸は上下・左右・前後の揺れを感知する(オムロン FAQ)

「3Dセンサー」とは|ポケットやバッグに入れても測れる

商品名によく出てくる「3Dセンサー」は、3軸の加速度センサーのことです。タニタは3Dセンサー搭載歩数計について、どこに身につけても動きを見逃さず、バッグに入れたままでも歩数を数えられると説明しています。オムロンも、3軸加速度センサーを搭載した歩数計はポケットでもバッグの中でも、あらゆる向きで歩数を測れるとしています。腰のベルトに付ける必要がないので、服装を選ばずに使えるのが利点です。

なお、家電量販店の解説(Joshin web)では、振り子式は腰に付けて使うものが一般的で、価格が手ごろなものが多いと紹介されています。この記事で紹介する機種は、すべて3D(3方向・3軸)の加速度センサーを搭載したモデルです。

歩数計と活動量計・スマートウォッチの違い

歩数計は「歩数を数えること」に特化した機器で、多くは電池1個で長く動き、充電の必要がありません。一方、活動量計やスマートウォッチは、心拍数や睡眠などの記録もできる多機能な機器で、定期的な充電が必要になるものが一般的です。手首に着けるタイプの活動量計を検討している方は、ウォーキング向けフィットネストラッカーの選び方をご覧ください。

歩数計の選び方|高齢者が確認したい6つのポイント

歩数計の選び方で大切なのは、機能の多さより「毎日無理なく使い続けられるか」です。メーカーの取扱説明書や製品情報をもとに、購入前に確認したいポイントを表にまとめました。

確認ポイント目安・考え方理由・根拠
1. センサー3D(3軸加速度)センサー搭載ポケットやバッグの中でも向きを問わず数えられる(オムロン・タニタ)
2. 表示の見やすさ文字の大きさ、表示項目の少なさ例:タニタ FB-740は文字高19mm、オムロン HJ-325は文字高8mm(メーカー表示)
3. 操作のかんたんさ設定なしで使える、ボタンが少ない歩幅などの設定が不要な歩数専用モデルもある(タニタ FB-740「設定いらず」など)
4. 表示項目歩数だけか、距離・消費カロリーも見たいか距離やカロリーの表示には、歩幅・体重などの設定が必要な機種が多い
5. メモリ日数前日分のみ〜30日分以上まで機種により異なる1週間・1カ月単位で振り返りたいならメモリ日数を確認
6. 電池と防水多くはコイン形リチウム電池CR2032を1個使用電池寿命は機種により約6カ月〜約1年(メーカー公表値)。オムロン HJ-325・タニタ FB-740などは防水ではない(取扱説明書)。シチズン TW610は防滴I形(JIS C 0920:2003、メーカー資料)

高齢の方へのプレゼントなら「大きな文字・歩数だけ」

高齢のご家族に贈る場合は、表示が大きく、買ってすぐに使えるモデルが扱いやすいでしょう。表示項目が多い機種は、ボタンを押して画面を切り替える必要があり、慣れるまで戸惑うこともあります。なお、「高齢者向けの表示はこの文字サイズ以上」といった公的な基準は見当たらなかったため、文字の大きさは各メーカーの表示(文字高○mmなど)で比べるのが確実です。

電池寿命と電池交換

オムロン HJ-325やタニタ FB-740など、多くの専用歩数計はコイン形リチウム電池CR2032を1個使います。購入時に入っている電池は「お試し用(テスト用)」のため、早めに切れることがあります(各社取扱説明書)。電池寿命はメーカーの試験条件での目安で、たとえばオムロン HJ-325は約6カ月(1日14時間装着時)、タニタ FB-740は約1年(1日約4時間使用)とされています。タニタ FB-740は、電池消耗マークが出てから約3日で測定できなくなるため、すみやかに交換するよう案内しています。

防水ではない機種は雨の日に注意

オムロン HJ-325などの取扱説明書には「本体は防水ではありません」と明記されており、タニタ FB-740も湿気の多い場所や水のかかる場所で使わないよう注意しています。雨の日のウォーキングでは、服の内ポケットなどぬれにくい場所に入れましょう。スマートウォッチなどで見かける「IPX4」「IPX7」などの表示は防水性能の等級で、日本品質保証機構(JQA)の資料によると、第二特性数字の4は「あらゆる方向からの水の飛まつ」、7は「水に浸しても影響がない」ように保護されていることを表します。

歩数計アプリ(スマホ)と専用の歩数計の違い|どちらがいい?

最近はスマートフォンの無料アプリでも歩数を記録できます。iPhoneは、持ち歩いているときに内蔵のモーションセンサーが歩数や距離を記録し、Apple Watchがなくても「フィットネス」アプリで歩数を確認できます(Apple サポート)。Androidでも、Google Healthアプリがスマホ内蔵の歩数センサーで歩数を記録します(Google Health ヘルプ)。

比べる点スマホの歩数計アプリ専用の歩数計(万歩計)
追加の費用手持ちのスマホと無料アプリで始められる本体の購入が必要
記録される範囲スマホを持ち歩いている間だけ(家に置いたまま歩いた分は記録されない)本体を身につけている間
画面の見やすさ文字の大きさを調整できるが、画面を開く操作が必要大きな文字の機種なら、ひと目で歩数がわかる
電池・充電スマホの充電に依存するコイン電池1個で約6カ月〜約1年(メーカー公表値)
記録の管理グラフ表示や、自治体・企業のポイントサービスとの連携ができるものもある本体のメモリ(前日分〜30日分程度)で確認

歩数計アプリ「Maipo(マイポ)」とは

「歩数計Maipo(マイポ)」は、スマホを持って歩くだけで歩数・距離・消費カロリー・時間を記録する無料の歩数計アプリで、iPhone版(App Store)とAndroid版(Google Play)があります。iPhone版は、iOSの「ヘルスケア」から過去の歩数やApple Watchで計測した歩数を取り込めるとされています。無料版には広告が表示され、iPhone版の「有料版」(アプリ内課金)では広告の非表示、iCloudへのバックアップ・復元、歩数データのCSV出力が使えます(App Store の説明)。Android版は、アプリ内課金でGoogleドライブへのバックアップ・復元に対応しています(Google Play の説明)。また、開発元によると、Android版のホーム画面ウィジェットは約30分ごとに更新されるため、アプリ本体と歩数が一時的に異なることがあります。機能や設定は更新で変わることがあるため、最新の内容は各ストアの説明でご確認ください。

スマホと歩数計で歩数が違うのはなぜ?

スマホと専用の歩数計を同時に使うと、歩数が一致しないことがよくあります。Google Fitのヘルプは、アクティビティの検出の精度は完全ではなく、機器によってセンサーや記録の方法が異なると説明しています。また、専用の歩数計には、誤カウントを防ぐために「数秒以上続けて歩いたときだけ歩数として数える」機種があり、その判定時間もメーカーによって違います(オムロンは4秒以上、タニタ FB-740は7秒以上)。家の中での数歩の移動などは数えられないことがあるため、数字が少し違うのは故障とは限りません。

スマホの歩数が反映されない・記録されないとき

  • スマホを持ち歩いていたか:iPhoneは持ち歩いているときに歩数を記録します(Apple サポート)。机の上などに置いたままの時間は記録されません。
  • アプリにログインしているか:Google Healthアプリは、ログインしていないと歩数を記録しません。スマホは過去7日間のデータを保存し、同期のときに送信します(Google Health ヘルプ)。
  • 電池の減りが気になる場合:Google Fitのヘルプには、電池の減りが早いときの対処法も掲載されています。気になる方は、スマホの電池を使わない専用の歩数計と併用するのもひとつの方法です。

自治体の歩数ポイント事業はアプリが中心に(横浜市の例)

歩数に応じてポイントがたまる自治体の健康ポイント事業もあります。たとえば横浜市の「よこはまウォーキングポイント」は、18歳以上の横浜市在住・在勤・在学の方が対象です。1日の歩数1,000歩ごとに1ポイント(1日最大10ポイント)がたまり、3カ月ごとに一定のポイントを達成した方の中から、抽選で商品券などが当たります。ただし、同事業の「歩数計」での参加は2027年3月末までです。歩数計の申し込み受け付けはすでに終了しており、アプリへのデータ移行が案内されています(横浜市 健康福祉局)。内容は自治体ごとに異なるため、お住まいの市区町村の案内をご確認ください。

歩数計の比較表|オムロン・タニタ・シチズン・山佐

この記事で紹介する歩数計9機種を、メーカーの公表仕様で比較しました。すべて3D(3方向・3軸)加速度センサー搭載で、電池はCR2032を1個使います。電池寿命はメーカーの試験条件での目安で、使い方によって短くなることがあります。「—」はメーカー資料で確認できなかった項目です。

機種タイプ主な表示メモリ電池寿命の目安質量(電池含む)
オムロン HJ-325シンプル歩数・時計・マイベスト37日分約6カ月(1日14時間装着時)約23g
タニタ FB-740大画面・シンプル歩数(文字高19mm)—約1年(1日約4時間使用)約28g
山佐 EX-300大画面・シンプル歩数(大型表示)14日分約1年(1日1万歩または4時間)約24g
シチズン TW310大画面・シンプル歩数・前日歩数前日分約1年(1日平均約1万歩)約18g
山佐 EX-150小型・軽量歩数(5桁表示)—約10カ月(1日1万歩または4時間)約15g
山佐 EX-500記録重視歩数・距離・消費カロリー・歩行時間など30日分+30週分約1年(通常使用)約24g
山佐 TH-300記録重視歩数・距離・消費カロリー・カレンダー・評価グラフ30日分+30日平均約1年(通常使用)約23.5g
シチズン TW610多機能歩数・距離・消費カロリー・歩行時間・平均速度など14日分+7日累計約6カ月(1日平均約1万歩)約25g
タニタ FB-736防犯ブザー付き歩数・距離・消費カロリー・歩行時間・累計歩数などあり——

※仕様は各メーカーの公式サイト・取扱説明書・カタログ(2026年9月時点)によるものです。「主な表示」は代表的な項目で、距離や消費カロリーの表示には身長・体重・歩幅などの設定が必要です。

高齢者にも見やすいおすすめ歩数計|タイプ別に紹介

ここからは、筆者がメーカーの公表仕様を確認したうえで、タイプ別に歩数計を紹介します。順位はつけず、使う方や目的に合わせて選びやすいように分けています。仕様はメーカーなどの公表値で、カラーや型番によって異なる場合があります。購入前にAmazonの商品ページでもご確認ください。

文字が大きく操作がかんたんな歩数計(高齢の方・プレゼント向け)

「歩数がひと目でわかれば十分」という方や、高齢のご家族への贈り物には、表示が大きく設定の少ないモデルが向いています。

大画面・設定不要(タニタ)

タニタ 3Dセンサー搭載歩数計 FB-740

主な仕様:3Dセンサー搭載でバッグに入れたままでもカウント、文字高19mmの大型表示、設定不要ですぐ使える、幅約73×高さ約36×奥行約12mm、約28g(電池含む)、CR2032電池(テスト用電池付属)

こんな方に:文字の大きさを重視する方、初めて歩数計を使う方。バッグやポケットに入れっぱなしで使いたい方

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大画面・14日メモリ(山佐)

山佐 ポケット万歩 らくらくまんぽ EX-300

主な仕様:3方向加速度センサー搭載、歩数を大きな文字で表示、今日の歩数と過去14日分のメモリ、幅75×高さ34×厚さ11mm、約24g(電池含む)、CR2032電池で約1年(1日1万歩または4時間使用時)、コインで開け閉めできる電池フタ

※メーカーでは生産終了となっています(2026年9月時点)。Amazonでの在庫状況は商品ページでご確認ください。

こんな方に:文字の見やすさと操作のシンプルさを優先しつつ、2週間分の歩数も振り返りたい方

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大きな文字・前日歩数を確認(シチズン)

シチズン 歩数計 TW310

主な仕様:3D加速度センサー搭載、表示部 約41×13.5mm、前日分の歩数を深夜2時に自動保存しボタンで確認、歩数精度±5%(メーカー表示)、約65×33×12mm、約18g(電池含む・ストラップ除く)、CR2032電池で約1年(1日平均約1万歩の場合)、ストラップ付きクリップ付属

こんな方に:大きな表示とシンプルな操作を重視し、「今日と昨日の歩数がわかれば十分」という方

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ボタン1つに機能1つ(オムロン)

オムロン 歩数計 HJ-325

主な仕様:ボタン1つにつき機能1つのシンプル操作、文字の高さ8mm、表示は歩数・時計・マイベスト3(1万歩以上歩いた日の上位3日)、7日間メモリ、縦約57×横約42×厚さ約13mm、約23g(電池含む)、CR2032電池で約6カ月(1日14時間装着時)、落下防止用ストラップとクリップ付属

こんな方に:操作のわかりやすさを重視する方、1週間分の歩数を本体で確認したい方

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記録をしっかり振り返りたい方の歩数計(メモリ30日分)

ウォーキングを習慣にしたい方には、1カ月分の記録を本体で確認できるモデルが便利です。手書きで記録したい方は、ウォーキング記録カレンダーと組み合わせて使うのもおすすめです。

30日+30週の大容量メモリ(山佐)

山佐 ポケット・バッグイン万歩計 ポケット万歩 EX-500

主な仕様:3D加速度センサー搭載、表示は歩数・消費カロリー・脂肪燃焼量・歩行距離・歩行時間・時計、30日分の日別データと30週分の週別合計を記録、電池交換後もメモリデータを保持、76×33.5×10mm、約24g(電池含む)、CR2032電池で約1年(通常使用時)

こんな方に:月単位・週単位で歩数を振り返りたい方。電池交換で記録が消えるのが心配な方

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早歩き時間も評価(山佐)

山佐 アクティブ万歩 TH-300

主な仕様:3D加速度センサー搭載、歩数と早歩き時間からウォーキングの実施状況を棒グラフで表示、5桁デジタル2段表示(歩数/歩行距離・消費カロリー・カレンダー・時計)、今日・1〜30日前・30日間平均値を記録、約75×33.5×10.8mm、約23.5g(電池含む)、CR2032電池で約1年(通常使用時)。メーカーによると、中之条研究で知られる青栁幸利氏(東京都健康長寿医療センター研究所)の監修で、「1日8000歩・そのうち20分の速歩き」を目安にした設計です

こんな方に:歩数だけでなく「早歩きの時間」も意識して歩きたい方、30日平均で継続状況を確認したい方

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区間計測つき多機能(シチズン)

シチズン デジタル歩数計 peb TW610

主な仕様:3D加速度センサー搭載、表示は歩数・時計・消費カロリー・脂肪燃焼量・歩行距離・歩行時間・平均歩行速度・目標達成レベル(9段階)、過去14日分のメモリと過去7日間の累計、任意の区間の歩数を測る「区間計測(トリップ)」機能、約73×31×10mm、約25g、CR2032電池で約6カ月(1日平均約1万歩の場合)、歩数精度±5%(メーカー表示)

※仕様はシチズン・システムズの取扱説明書(英語版)によります。日本向けの製品ページは確認できませんでした。仕様はAmazonの商品ページでもご確認ください。

こんな方に:距離や歩行速度など複数のデータを本体だけで確認したい方、自宅から駅までなど決まった区間の歩数を測りたい方

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見守り・小型軽量などの目的別歩数計

防犯ブザー・ホイッスル付き(タニタ)

タニタ 歩数計 3Dセンサー FB-736

主な仕様:3Dセンサー搭載、防犯ブザーと防災用ホイッスルを搭載、目標歩数の達成率や週間累計を確認できるゴール設定機能、屋内用・ウォーキング用の2つの測定モード、表示は歩数・歩行時間・累計歩数・距離・消費カロリー・脂肪燃焼量・時計、メモリ機能、CR2032電池

こんな方に:夕方や早朝に一人で歩くことが多い方、防犯ブザーも一緒に持ち歩きたい方

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小型・軽量(山佐)

山佐 ポケット万歩計 EX-150

主な仕様:3D加速度センサー搭載、5桁デジタル表示(0〜99,999歩)、約60×29.4×10.3mm、約15g(電池含む)、CR2032電池で約10カ月(1日1万歩または4時間使用時)、市販のネックストラップで首から下げても使用可能(メーカーは安全対策が施されたものを推奨)

こんな方に:できるだけ軽い歩数計を探している方(この記事で紹介する中でもっとも軽い機種です)、荷物を増やしたくない方

※Amazonの商品ページで、お届け先によっては発送できない旨の表示が出ることがあります。購入前に配送先をご確認ください。

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※ Amazonアソシエイトのリンクです。販売状況や最新の仕様はAmazonの商品ページでご確認ください。

メーカー別の特徴(タニタ・オムロン・シチズン・山佐・カシオ)

  • タニタの歩数計:「3Dセンサー搭載歩数計」として、設定不要の大画面モデル(FB-740)や、防犯ブザー付きのモデル(FB-736)などがあります。
  • オムロンの歩数計:HJ-325は、ボタン1つにつき機能1つのシンプル操作と7日間メモリが特徴です。
  • シチズンの歩数計:大きな表示のTW310と、区間計測などの機能をもつTW610があり、どちらも歩数精度±5%とされています(メーカー表示、同社の振動試験による)。
  • 山佐(YAMASA)の万歩計:大型表示の「らくらくまんぽ」EX-300、30日分の記録ができるEX-500・TH-300、軽量のEX-150など、ポケット・バッグに入れて使うモデルが多くそろっています(EX-300はメーカーで生産終了)。
  • カシオの歩数計:カシオでは、歩数計機能を内蔵した腕時計を展開しています。操作ガイドによると、腕に着ける歩数計のため、歩行と関係のない腕の動きを歩数として数えてしまうことがあり、杖を突くなど手と足がばらばらの動きになる場合も正しく計測できないことがあるとされています(カシオ 操作ガイド、モジュール番号3515)。腕時計・スマートウォッチ型を検討している方はウォーキング向けフィットネストラッカーの選び方もご覧ください。

※オムロンの「ウェルネスリンク」対応機種(HJ-326Fなど)は、スマートフォン・パソコンとの連携を前提とした機種ですが、ウェルネスリンクサービスは2017年12月に終了すると発表されていました(日経クロステック、2016年10月)。そのため本記事では紹介の対象外としました。

歩数計の正しい付け方・測り方

歩数計は、付け方しだいで歩数の正確さが大きく変わります。オムロンは「本体が動かないように装着」するよう案内しており、腰やバッグからぶら下げたときや、不規則に揺れるバッグの中では正しく数えられないことがあるとしています(オムロン FAQ)。

歩数計はどこに付ける?おすすめの装着位置

装着場所ポイント
ズボンの前ポケットクリップをポケットのふちに付けると落下を防げる(タニタ FB-740・オムロン HJ-305 取扱説明書)
胸ポケット・服の内側落下防止ストラップやネックストラップと併用する(タニタ FB-740)
カバン・バッグの内ポケットバッグの中で本体が動き回らないよう、内ポケットに入れる(タニタ FB-740)
首から下げる首から下げる使い方も案内されている(オムロン HJ-305など)。ただし、体にぶつかって不規則にはねると正しく数えられないことがある(タニタ FB-740 取扱説明書)。ストラップの引っ掛かりにも注意

反対に、本体をカバンにぶら下げる、ズボンの後ろポケットに入れるのは避けましょう。タニタは破損やけがのおそれ、オムロンは座ったときに破損するおそれがあるとして、後ろポケットに入れないよう注意しています(各社取扱説明書)。また、付属のストラップやクリップは、かがんだときにトイレなど水まわりに落としたり、衣服と一緒に洗濯したりするのを防ぐためのものです(オムロン HJ-305 取扱説明書)。

歩き始めてすぐに歩数が増えないのは故障?

多くの歩数計は、誤カウントを防ぐため、一定時間続けて歩いたかどうかを判定してから、それまでの歩数をまとめて表示します。オムロンは4秒以上、タニタ FB-740は7秒以上の一定した動きで歩行と判断します。止まったあとも、再び同じ時間以上歩かないと歩数が加算されない機種があります(オムロン FAQ、タニタ FB-740 取扱説明書)。歩き始めに表示が変わらなくても、故障とは限りません。

歩数計が正しく数えないケース(精度の注意点)

メーカーの取扱説明書やFAQでは、次のような場合に歩数を正しく数えられないことがあると明記されています。

  • 極端にゆっくり歩いたとき、すり足のような歩き方のとき(オムロン FAQ)
  • サンダル・ゲタ・ゾウリなどで歩いたとき、混雑した街中で歩行が乱れたとき(オムロン FAQ)
  • 自転車・自動車・電車・バスなど乗り物の振動や横揺れがあったとき(オムロン 取扱説明書)
  • 立ったり座ったりする動作、歩行以外のスポーツ、階段や急な坂の上り下り(オムロン・タニタ 取扱説明書)

タニタは「平地での歩行動作が基本」としています。また、仕様に書かれている「歩数精度±5%」は、メーカーの振動試験器で測った値です(タニタ FB-740 取扱説明書、シチズン)。実際の歩き方でもその精度が保証されるわけではないため、歩数は「毎日の変化を見る目安」として使うとよいでしょう。

ノルディックウォーキングのときの付け方

ポールを持って歩くノルディックウォーキングでも、歩数計の付け方の基本は同じです。ズボンの前ポケットや胸ポケットなど、本体が揺れにくい場所に入れ、腰やリュックからぶら下げるのは避けましょう。なお、腕時計型の歩数計については、カシオの操作ガイドが「杖を突く」など手と足がばらばらの動きになる場合は正しく計測できないことがあるとしています。一方、ポケットなどに入れる歩数計の数え方がポールの使用で変わるかどうかについては、メーカーや公的機関の資料は見つかりませんでした。気になる方は、同じコースを歩いてスマホの記録と見比べてみるとよいでしょう。ノルディックウォーキングの始め方はノルディックウォーキングの始め方 完全ガイドで解説しています。

オムロン・タニタ歩数計の使い方と困ったとき

オムロンやタニタの歩数計は、時計の合わせ方やリセット、電池交換など、購入後によくある操作もメーカーのFAQ・取扱説明書で公開されています。ここでは、この記事で紹介したオムロン HJ-325とタニタ FB-740を中心に、公開情報をもとにまとめます。機種によって操作やボタンの名称が異なるため、お使いの機種の取扱説明書もあわせてご確認ください。

時計・設定のやり直し方(オムロン HJ-325)

オムロン HJ-325は、本体のボタンを同時に長押しすると「年」の設定画面になり、以降は表示に従って年→月→日→時→分の順に数値を合わせて設定します(オムロン ヘルスケア FAQ)。日付や時刻がずれてしまったときも、同じ手順でやり直せます。ボタンの位置や名称は取扱説明書でご確認ください。

歩数のリセット・初期化について

オムロンの歩数計・活動量計は、一部の機種を除いて時刻が0時になると歩数が自動的にリセットされ、一日の途中で手動リセットできない機種が多いとされています。手動でのリセット操作が案内されている機種(HJ-320など)もあります(オムロン ヘルスケア FAQ)。歩数計を工場出荷時の状態に戻す「初期化」の方法は機種ごとに異なるため、お使いの機種の取扱説明書で「初期化する」「お買い上げ時の状態に戻す」などの項目を確認してください(オムロン ヘルスケア FAQ)。タニタ FB-740は、クリアボタンを約3秒長押しすると歩数が0に戻ります(タニタ FB-740 取扱説明書)。

画面に何も表示されない・反応しないとき

  • 省電力機能:ボタン操作をしない状態が一定時間続くと画面表示が消える機種があります。タニタ FB-740は約5分操作がないと表示が消え、ボタンを押すか本体を動かすと再表示されます(タニタ FB-740 取扱説明書)。オムロンの歩数計・活動量計にも同様の省電力の仕組みがあります(オムロン ヘルスケア FAQ)。
  • 電池の向き:電池の+-の向きが逆になっていないか確認します(オムロン ヘルスケア FAQ)。
  • 電池残量:購入時に入っている電池は「お試し用」のため、早めに切れることがあります。新しい電池に交換して表示が出るか確認しましょう(オムロン ヘルスケア FAQ)。

上記を確認しても画面に何も表示されない場合は、本体の不具合が考えられるため、メーカーへの修理相談を検討してください(オムロン ヘルスケア FAQ)。

電池交換の手順と注意点

電池交換の基本的な流れは、①電池フタを開ける、②つまようじなど電気を通さない細い棒で古い電池を取り出す、③新しい電池を+側を上にして入れる、④電池フタをしっかり閉める、という手順です(オムロン ヘルスケア FAQ、タニタ FB-740 取扱説明書)。金属製のピンセットやドライバーは使わないよう案内されています(オムロン ヘルスケア FAQ)。電池は乳幼児の手の届く場所に置かないでください。誤って飲み込んだ場合は、すぐに医師の診察を受けてください(タニタ FB-740 取扱説明書)。使用済みの電池は、お住まいの市区町村の廃棄方法に従って処分しましょう。

歩数計の歩幅の設定と距離の計算方法

距離を表示できる歩数計は、「歩数×歩幅」で歩いた距離を計算します。そのため、距離を正しく知るには歩幅の設定が大切です。オムロンのFAQでは、歩幅の目安は「身長×0.37〜0.45」で計算するのが一般的とされています。

実際の歩幅を測る方法(10歩で測る)

身長からの計算よりも正確なのが、実際に歩いて測る方法です。オムロンは次の手順を紹介しています。

  1. ふだんどおりの歩き方で10歩歩く
  2. 10歩分の合計の距離を測る
  3. 合計の距離÷10=あなたの歩幅

歩幅は「つま先から、反対側の足のつま先までの長さ」です(オムロン FAQ)。

歩数から距離を計算する例

たとえば身長160cmの方の場合、オムロンの目安(身長×0.37〜0.45)では歩幅は約59〜72cmです。歩数から距離を計算すると、次のようになります。

歩数歩幅 約59cm(身長×0.37)歩幅 約72cm(身長×0.45)
6,000歩約3.6km約4.3km
8,000歩約4.7km約5.8km
10,000歩約5.9km約7.2km

当サイトの歩数→距離・消費カロリー換算ツールは、身長から歩幅を「身長×0.45」で自動計算しています。これはオムロンの目安の上限にあたるため、ゆっくり歩く方は、上の10歩の方法で測った歩幅を使うと距離のずれが小さくなります。消費カロリーの目安はカロリー消費計算機でも確認できます。歩いた距離とかかった時間がわかれば、ペース(1km何分)と時速の計算もできます。

なお、スマホの場合も、Google Healthアプリは歩幅にもとづいて距離を推定し、初期設定の歩幅は身長と性別から計算します。距離が合わないと感じたら歩幅を調整できます(Google Health ヘルプ)。

1日の歩数の目安|高齢者は約6,000歩、成人は約8,000歩

歩数計を手に入れたら、目標の歩数を決めておくと続けやすくなります。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、次の量が推奨されています。

対象推奨される身体活動歩数の目安
高齢者歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日40分以上1日約6,000歩以上
成人歩行またはそれと同等以上の身体活動を1日60分以上1日約8,000歩以上

出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(概要)」

また、国の健康づくり計画「健康日本21(第三次)」では、歩数の目標値を20〜64歳で1日8,000歩、65歳以上で1日6,000歩としています。2019(令和元)年の国民健康・栄養調査では、65歳以上の平均は男性5,396歩、女性4,656歩でした(e-ヘルスネット)。

「今より少しでも多く」から始める

同ガイドは、個人差を踏まえて強度や量を調整し、できることから取り組むこと、そして「今よりも少しでも多く身体を動かす」ことを基本の方向性としています。いきなり目標の歩数をめざすより、まずは歩数計で今の歩数を知り、少しずつ増やしていくのが現実的です。高齢の方には、歩くことに加えて、筋力トレーニング・バランス運動・柔軟運動などを組み合わせた運動を週3日以上行うこと、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意することも推奨されています(厚生労働省 ガイド2023)。運動習慣づくりのコツについては、50代からの運動習慣の作り方もご覧ください。

歩数計についてよくある質問

Q. 歩数計と万歩計は何が違いますか?

A. どちらも歩数を数える機器を指す呼び名として使われており、機能の違いを表すものではありません。選ぶときは、呼び名よりもセンサーの種類(3Dセンサーかどうか)、表示の見やすさ、メモリ日数、電池寿命を確認しましょう。

Q. 高齢者にはどんな歩数計が向いていますか?

A. 文字が大きく、設定や操作がかんたんなモデルが使いやすい選択肢です。たとえばタニタ FB-740は文字高19mmの大型表示で設定不要とされています。ポケットやバッグに入れても数えられる3Dセンサー搭載のものを選ぶと、付け方に迷いにくくなります。

Q. 歩数計はどこに付けるのが正しいですか?

A. ズボンの前ポケット(クリップをポケットのふちに)、胸ポケット、バッグの内ポケットなど、本体が揺れにくい場所が基本です。カバンにぶら下げたり、ズボンの後ろポケットに入れたりするのは避けるよう、メーカーが案内しています(タニタ・オムロン 取扱説明書)。

Q. スマホの歩数計アプリと専用の歩数計はどちらがいいですか?

A. スマホをいつも持ち歩く方は、無料のアプリでも十分に歩数を記録できます。ただしスマホは持ち歩いているときの歩数しか記録しません(Apple サポート)。家の中や近所をスマホなしで歩くことが多い方や、画面の大きな表示でひと目で確認したい方には、専用の歩数計が向いています。

Q. スマホと歩数計で歩数が違うのはなぜですか?

A. 機器によってセンサーや記録の方法が異なるためです(Google Fit ヘルプ)。専用の歩数計には、数秒以上続けて歩いたときだけ歩数として数える機種があり、その判定時間もメーカーによって違います(オムロンは4秒以上、タニタ FB-740は7秒以上)。

Q. 歩数計の電池はどのくらい持ちますか?

A. メーカーの公表値では、機種により約6カ月〜約1年が目安です(使い方によって短くなります)。多くの機種はコイン形リチウム電池CR2032を1個使います。購入時に入っている電池はお試し用のため、早めに切れることがあります。

Q. 1日に何歩歩けばいいですか?

A. 厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、高齢者は1日約6,000歩以上、成人は1日約8,000歩以上が目安とされています。個人差があるため、まずは今の歩数から少しずつ増やしていきましょう。

Q. 歩数計は防水ですか?

A. 今回確認したオムロンの歩数計の取扱説明書には「本体は防水ではありません」と明記されており、タニタも水のかかる場所で使わないよう注意しています。雨の日は服の内ポケットなど、ぬれにくい場所に入れましょう。

まとめ|見やすい歩数計で、毎日の一歩を記録する

歩数計選びは、センサー(3Dセンサー)→見やすさ(文字の大きさ・操作)→記録(メモリ日数)→電池の順に確認すると迷いにくくなります。スマホをいつも持ち歩く方はアプリでも十分ですが、スマホなしで歩くことが多い方や、大きな文字でひと目で確認したい方には専用の歩数計が便利です。付けるときは本体が揺れにくい前ポケットや胸ポケットに入れ、厚生労働省の目安(高齢者は1日約6,000歩以上、成人は約8,000歩以上)を参考に、今の歩数から少しずつ増やしていきましょう。

参考にした情報源

製品の仕様は各メーカー(オムロン ヘルスケア、タニタ、シチズン・システムズ、山佐時計計器)の公式サイト・取扱説明書・カタログ、タニタ公式ショップ等で確認しました(2026年9月時点)。

執筆:イェウヘン・ポリシュク(2026年9月)。製品の仕様やサービスの内容は変更されることがあります。最新情報は各メーカー・自治体の公式サイトでご確認ください。

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